iPhone買い替えは何年がベスト?1年・2年・3年サイクルの損益分岐点を徹底比較
この記事でわかること:
- 1年・2年・3年サイクルそれぞれの年間コスト
- iPhoneのリセールバリュー(残存価値)が何年でどこまで下がるか
- キャリアの残価設定プログラムと買取業者の比較
- 自分に合った買い替えサイクルの見つけ方
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結論:2年サイクルが総合的なコスパNo.1
年間コストだけなら3年が最安。しかし、リセールバリュー・バッテリー劣化・使い勝手を総合すると、2年サイクルが最もバランスの良い選択です。
「iPhoneって何年で買い替えるのがお得なの?」
この疑問を持つ方は多いはず。毎年約12〜18万円もする端末を、できるだけ賢く使いたいと思うのは当然です。
実は、買い替えサイクルによって年間で3万円以上の差が生まれます。この記事では、1年・2年・3年の3つのサイクルを年間コスト・リセールバリュー・実用性の3軸で比較します。
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iPhone買い替えサイクル別の年間コスト比較
まずは最も気になる「お金」の話から。iPhone 16 Pro 256GB(定価174,800円)を例に、各サイクルの年間コストを計算します。
1年サイクル:年間約69,800円
1年で売却した場合、リセールバリューは購入価格の約60%。つまり約105,000円で売れます。
実質負担額は約69,800円。毎年最新モデルを手にできますが、年間コストは最も高くなります。
ただし、Proモデルのリセールバリューは高め。iPhone 16 Proの場合、Aランク査定なら70〜80%で売れることもあり、実質負担が5万円台に収まるケースもあります。
2年サイクル:年間約49,900円
2年後のリセールバリューは約35〜50%。iPhone 16 Pro 256GBなら約75,000円で売却できる見込みです。
実質負担額は約99,800円、年間コストは約49,900円。1年サイクルと比べて年間2万円ほど安くなります。
2年ならバッテリーもまだ健全。キャリアの残価設定プログラムともピッタリ合うタイミングです。
3年サイクル:年間約41,600円
3年後のリセールバリューは約23〜35%。売却見込みは約50,000円です。
実質負担額は約124,800円、年間コストは約41,600円。3つのサイクルの中で最安です。
ただし注意点があります。3年目にはバッテリー最大容量が80%未満に劣化する可能性があり、交換費用(iPhone 16 Proは19,400円)が追加で発生するかもしれません。この費用を加味すると、年間コストは約48,100円に上がります。
なお、iPhone 15以降はバッテリー設計基準が大幅に改善され、フル充電1,000回で最大容量80%を維持する設計になっています(iPhone 14以前は500回)。そのため、3年使用でもバッテリー交換が不要なケースも増えています。
3サイクルの年間コスト比較表
項目 | 1年 | 2年 | 3年
購入価格 | 174,800円 | 174,800円 | 174,800円
売却見込み | 約105,000円 | 約75,000円 | 約50,000円
実質負担 | 約69,800円 | 約99,800円 | 約124,800円
年間コスト | 約69,800円 | 約49,900円 | 約41,600円
※iPhone 16 Pro 256GB(Aランク査定)の場合。実際の売却額は端末の状態や時期により変動します。
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iPhoneのリセールバリュー(残存価値)の推移
年間コストを左右する最大の要因がリセールバリューです。iPhoneの価値がどう変化するか、データで見ていきます。
1年後のリセールバリュー:60〜80%
iPhoneは1年経過しても比較的高い価値を維持します。Proモデルなら購入価格の70〜80%、無印モデルでも60%前後が相場です。
iPhone 16シリーズの1年後残存率(2026年2月時点):
- iPhone 16 Pro Max:約50%(発売1年5ヶ月時点)
- iPhone 16 Pro:約47%
- iPhone 16:約50%
新モデル発表直後(毎年9月頃)に最も大きく値下がりするため、売るなら8月までがベストです。
2年後・3年後の価格下落パターン
2年を超えると価格の下落が加速します。
経過年数 | 残存価値率(Pro) | 残存価値率(無印)
1年後 | 70〜80% | 54〜60%
2年後 | 40〜50% | 35〜40%
3年後 | 29〜35% | 23〜30%
4年後 | 約20〜25% | 約20%
注目すべきは2年目から3年目の落差です。1年目→2年目の下落幅は約20ポイントですが、2年目→3年目も同程度の下落が続きます。4年目以降は価格が底打ちし、ほぼ横ばいになります。
Proモデルと無印モデルの差
Proモデルは無印より常に5〜10%高いリセールバリューを維持します。
理由は明確で、Proモデルには独自の機能(望遠カメラ、ProMotionディスプレイ、チタニウムフレーム等)があり、中古市場での需要が高いからです。
174,800円のProと124,800円の無印を2年で売却した場合:
- Pro:約75,000円で売却 → 実質約99,800円
- 無印:約44,000円で売却 → 実質約80,800円
無印の方が実質負担額は少ないですが、Proの方が「高く売れる」という安心感があります。最新機能を長く楽しめる点でも、長期保有ならProが有利です。
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キャリア残価設定プログラム vs 買取業者、どっちが得?
「キャリアのプログラムを使えば実質半額」というCMをよく見かけます。しかし、本当にお得なのでしょうか。
各キャリアプログラムの実質負担額
主要4キャリアの残価設定プログラムを比較します。
ドコモ「いつでもカエドキプログラム」 仕組みは残価設定型の24回分割。23ヶ月目までに返却すれば、残価(24回目の支払い)が免除されます。回線契約は不要ですが、dポイントクラブへの加入が必要です。
au「スマホトクするプログラム」 13〜25ヶ月目に返却可能で、25ヶ月目に返却すれば最終回の支払いが不要に。2025年7月以降、au回線なしでの端末購入は一括払いのみに変更。分割払い(プログラム利用)にはau回線契約が必須になりました。
ソフトバンク「新トクするサポート+」 48回分割で、特典Aなら13〜24ヶ月目に返却可能。ただし「あんしん保証パック」への継続加入(月額550〜1,980円)が必須で、特典利用料(最大22,000円)と早期利用料(最大38,500円)が別途発生します。
楽天モバイル「買い替え超トクプログラム」 48回分割で25ヶ月目以降に返却すれば残りの支払いが不要。楽天カード支払いが必須条件です。
買取業者に売った場合との差額比較
キャリアプログラムと買取業者への売却を比較してみます。
iPhone 16 Pro 256GBの場合(2年利用時):
方法 | 実質負担額 | 手元に残る端末
キャリアプログラム | 約100,000〜120,000円 | なし(返却)
買取業者に売却 | 約99,800円 | なし(売却)
実質負担額はほぼ同等ですが、大きな違いがあります。買取業者なら売却額を現金で受け取れるのに対し、キャリアプログラムは「支払い免除」であり、手元にお金は入りません。
さらに、買取業者では端末の状態が良ければ査定額が上がりますが、キャリアプログラムの免除額は固定です。
プログラムの「見えないデメリット」
キャリアプログラムには、CMでは伝わりにくいデメリットがあります。
端末の所有権が得られない。 プログラムを利用する限り、端末は実質レンタルです。返却しなければ残りの分割金を全額支払う必要があります。
故障時の追加費用。 画面割れや水濡れがあると、返却時に最大22,000円のペナルティが発生します。AppleCare+未加入で画面を割った場合、修理代(iPhone 16 Proで55,800円、Pro Maxで56,800円)と合わせて大きな出費になります。
途中解約のリスク。 予定より早く買い替えたい場合、残債を一括で支払う必要があります。柔軟性はありません。
買取業者への売却なら、こうした制約はありません。好きなタイミングで売れて、現金が手に入ります。
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あなたに合った買い替えサイクルの選び方
ここまでのデータをもとに、ライフスタイル別のおすすめサイクルを整理します。
1年サイクルがおすすめな人
常に最新のiPhoneを使いたい方に向いています。
年間コストは約7万円と最も高いですが、最新のカメラ性能やAI機能をいち早く体験できます。リセールバリューが高い状態で売却するため、「使って試して売る」を繰り返せるのがメリットです。
こんな方に最適:
- 最新カメラでSNS投稿や動画撮影をする方
- Apple Intelligence等の新機能をすぐ試したい方
- 端末にこだわりがあり、年間7万円の投資を許容できる方
2年サイクルがおすすめな人
コスパと快適性のバランスを求める多数派に最適な選択です。
年間コスト約5万円で、バッテリーもまだ健全。キャリアプログラムの標準的な利用期間とも合致します。最も多くの人にとって「ちょうどいい」サイクルです。
こんな方に最適:
- 毎月の固定費を抑えつつ、快適にiPhoneを使いたい方
- 1世代前のモデルでも気にならない方
- キャリアプログラムの利用を検討している方
3年以上がおすすめな人
とにかく節約したい方、用途が限定的な方に向いています。
年間コストは約4万円。SNSやメッセージ、Webブラウジングが中心なら、3年前のモデルでも十分に使えます。iOSのサポート期間は5〜7年あるため、セキュリティ面も安心です。
こんな方に最適:
- iPhoneの用途がSNS・メッセージ・ブラウジング中心の方
- 最新機能にこだわらない方
- AppleCare+に加入して長く使い切りたい方
ただし、3年目以降はバッテリー交換が必要になる可能性がある点と、リセールバリューが急落する点は覚えておきましょう。iPhone 15以降はバッテリー寿命が改善されていますが、充電回数が多い方は注意が必要です。
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まとめ
iPhoneの買い替えサイクルは、年間コストだけでは判断できません。リセールバリュー、バッテリー寿命、使い勝手の3つを総合すると、2年サイクルが最もバランスの良い選択です。
ポイントのおさらい:
- 年間コスト:1年(約7万円)> 2年(約5万円)> 3年(約4万円)
- リセールバリュー:1年後60〜80% > 2年後35〜50% > 3年後23〜35%
- Proモデルは無印より5〜10%高いリセールバリューを維持
- キャリアプログラムより買取業者への売却が有利なケースが多い
iPhoneを売却する際は、複数の買取業者で査定額を比較することが大切です。AppleBuyersでは、無料で査定額をお見積もりできます。買い替えのベストタイミングで、少しでも高く売却しましょう。
💡 さらにコストを下げたい方へ:新品ではなく中古iPhoneを購入し、2年後に売却するサイクルを繰り返すと、月750〜1,100円でiPhoneを使い続けられます。詳しくはiPhoneを月1,000円で使い続ける方法をご覧ください。
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よくある質問
Q: iPhoneは何年で買い替えるのがお得ですか?
A: 総合的に見ると2年サイクルが最もバランスの良い選択です。年間コストは約5万円で、リセールバリューも35〜50%を維持できます。1年サイクルは最新機能を使えますが年間約7万円と割高。3年サイクルは年間約4万円と最安ですが、バッテリー劣化やリセールバリューの急落リスクがあります。
Q: iPhoneのリセールバリューはどのくらい下がりますか?
A: 1年後は購入価格の60〜80%、2年後は35〜50%、3年後は23〜35%が目安です。Proモデルは無印より5〜10%高い残存率を維持する傾向にあります。新モデル発表直後(毎年9月頃)に最も大きく値下がりするため、売却タイミングも重要です。
Q: キャリアの残価設定プログラムと買取業者、どちらが得ですか?
A: 多くの場合、買取業者に売却した方がキャリア下取りより高額になります。キャリアプログラムは端末の所有権が得られず、故障時には最大22,000円の追加費用が発生するデメリットもあります。買取業者なら売却額を現金で受け取れる利点もあります。
Q: 毎年iPhoneを買い替えるのは損ですか?
A: 年間コストは約7万円と最も高額ですが、常に最新機能を使える点と、リセールバリューが高い状態で売却できる点がメリットです。Apple好きや最新カメラ性能を求める方にはおすすめのサイクルです。
Q: 3年以上使い続けるとどうなりますか?
A: 年間コストは約3.5万円と最安ですが、バッテリー最大容量が80%未満に劣化する可能性があります。バッテリー交換費用(iPhone 16 Proで19,400円)が追加で発生する場合があり、リセールバリューも23%以下に下がります。ただしiPhone 15以降はバッテリー設計が改善(1,000回サイクル対応)されているため、用途次第では3年以上快適に使えます。
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この記事の情報は2026年2月17日時点のものです。最新の買取相場や情報は、[AppleBuyers](https://applebuyers.jp/)でご確認ください。
