「画面が割れたiPhoneでも買い取ってもらえるの?」「直してから売った方が得だろうか?」といった疑問は、iPhoneが故障してしまったときによく出てきます。
ここでは壊れたiPhoneの買取可否について解説し、修理してから売るべきか、そのまま(ジャンク品として)売るべきかの損得を比較します。画面割れ・水没・動作不良など、状態別のポイントも合わせて紹介します。
壊れたiPhoneは買取可能?どんな状態までOKか
結論として、壊れたiPhoneでも買取可能なケースがほとんどです。 多くの買取業者は「ジャンク品」扱いで故障端末を受け付けています。具体的には以下のような状態でも買い取ってもらえる可能性があります。

フロントガラスが割れていたり、LCDに線が入っている状態。これらは一般的な故障で、業者側で画面交換修理することを前提に買取してくれます。
買取できないケース
買取NGとなるケースは、盗難品や基板が完全に腐食してシリアル確認すらできないものなど特殊な場合に限られます。基本は「どんな状態でも100%買取」とうたう業者もあるほどで、壊れていてもあきらめず見積もりを取ってみる価値はあります。
ジャンク品の買取相場はどのくらい?
壊れ具合によって価格は様々ですが、ジャンク品の買取相場を目安で示すと以下のようになります。
故障iPhoneの買取相場例
モデルと故障状態による価格差
モデル | 状態 | 買取相場 |
---|---|---|
比較的新しいモデル (iPhone 13/14シリーズ) | 画面割れ程度 | 数万円台後半 |
比較的新しいモデル (iPhone 13/14シリーズ) | 画面全損(発売から1年程度) | 50,000円以上も可能 |
数世代前のモデル (iPhone X、11) | 故障の状態による | 1万円〜3万円前後 |
数世代前のモデル (iPhone 11) | 画面割れ(動作する) | 2万円程度 |
数世代前のモデル (iPhone X) | 電源が入らない | 1万円弱 |
古いモデル (iPhone 7以前) | 各種故障 | 数千円程度 |
古いモデル (iPhone 8) | 画面操作不可 | 数千円 |
古いモデル (iPhone 6s) | 各種故障 | 数百円〜値段が付かない場合も |
買取価格の変動要因
※上記は一例であり、モデルやストレージ容量、故障箇所によって上下します。複数箇所が壊れている(画面割れ+バッテリー膨張など)場合はさらに減額されますが、それでも0円ではなく**多少なりとも値段が付く可能性**が高いです。
修理してから売るべきか?損得を比較
壊れたiPhoneを売る際に悩むのが「自分で直してから売った方が高く売れるのでは?」という点です。確かに故障を直せば正常品としてより高い査定が期待できます。しかし修理費用と手間を考慮した損得計算が重要です。
メリット:
- 修理の手間や費用がかからない
- すぐに売れる
デメリット:
- 故障分の減額があるため、正常品より買取額は低くなる

具体例で考える
iPhone12の画面割れケース
画面割れのiPhone12を例に比較してみましょう。
- ジャンクのままだと買取価格: 30,000円
- 画面修理後の買取価格: 45,000円
- 正規修理店での画面交換費用: 約25,000円
結果: 修理後の手元に残る金額は20,000円(45,000-25,000)となり、修理せず売った場合(30,000円)より低くなってしまいます。
一方、サードパーティの安価な修理(1万円程度)で済ませられれば、手元に35,000円(45,000-10,000)となりプラスです。
このように、修理費用に見合うだけ買取額が上がるかが判断のポイントです。高年式で中古価値が高いモデルほど「直した方が得」になりやすく、古いモデルや低価格帯モデルは修理代の方が高くつくことが多いです。
状況別のアドバイス
最近のiPhoneは画面修理代が高額(有機EL搭載モデルは特に)なので、自身で直すより業者にジャンク売却した方がコスパが良い場合が多いです。買取業者は自社で安く部品調達して直せるため、そのまま売ってもそこそこの価格が付く傾向があります。
判断フローチャート
修理すべきかの簡易判断基準
1. AppleCare+加入中? → はい → 修理してから売却
2. 最新モデル? → はい → 修理費用を確認
3. 修理費用 < 買取価格上昇分? → はい → 修理してから売却
4. 修理費用 > 買取価格上昇分? → はい → そのまま売却
5. 古いモデル? → はい → そのまま売却
6. 水没・基板故障? → はい → そのまま売却
まとめ
壊れたiPhoneも多くの場合で買取可能ですし、モデルによっては驚くような高値が付くケースもあります。修理するか迷ったら、まずはジャンク状態での見積もりを取ってみて、そこから修理費用との兼ね合いで判断すると良いでしょう。結果的に「そのまま売った方が得」になるケースは少なくありません。
iPhone買取のプロに相談し、最もお得な方法で手放しましょう。壊れたiPhoneでも価値があることを忘れないでください。