AppleCareの加入状況と査定への影響
iPhoneを購入する際に多くの方が加入を検討するAppleCare+(アップルケアプラス)。この保証サービスに現在加入中かどうかは、中古買取の査定額に影響するのでしょうか?ここではAppleCare加入の有無による査定プラス要因や、AppleCare残期間がどのように扱われるかなど、iPhone買取査定への影響について解説します。
結論から言えば、AppleCare+に加入しているiPhoneは査定でプラス評価される可能性があります。 AppleCare+とは、購入後2年間(または月額プランで継続)iPhoneの故障や破損に対して割安で修理・交換を受けられる保証サービスです。加入している端末は以下の点で買取時に有利になることがあります。
- 故障リスクが低い: AppleCare+未加入の場合、画面割れやバッテリー故障があると高額な修理費がかかります。加入端末であれば現オーナーが修理対応済みか、今後買い手が安く修理を受けられる可能性があるため、良好な状態であることが多いと判断されます。
- 高額修理済みの場合が多い: AppleCare+に入っている人は、もし壊れても正規修理を行っているケースが多いです。例えば画面割れもAppleCare+適用なら安価に直せるため、結果として純正パーツで修理済みの美品になっていることがあります。こうした端末は中古市場でも価値が高いです。
- 次のユーザーもメリット: AppleCare+の保証期間が残っていれば、次の所有者(中古で買う人)もその残り期間中は保証を引き継いで利用可能です。例えばあと半年AppleCare+が残っていれば、その間に故障しても定額で修理できるため、中古購入者にとって安心材料となります。その分、中古販売業者も多少高めに評価してくれる可能性があります。
ただし査定額への具体的な加算は業者によって異なります。明確に「AppleCare残あり+○○円」という価格表があるわけではなく、総合的な印象点としてプラス査定されると考えましょう。
AppleCare+の残り期間がどれくらいあるかもポイントです。残期間が長いほど次のユーザーにメリットが大きいため、買取店も高評価しやすくなります。
- 残期間が長い場合: 例えば購入から1年以内でAppleCare+が丸々1年以上残っている場合、「保証期間が十分残存」として高額買取につながりやすいです。具体的なプラス額は公表されませんが、無加入や残り僅かの端末と比べると優遇されます。
- 残期間がわずかな場合: AppleCare+の残りが1ヶ月や数週間程度しかない場合、査定への影響はほぼありません。買取後に中古販売される時点で保証が切れてしまう可能性が高く、次のユーザーへの訴求材料にならないためです。加入していても残期間がごく僅かなら実質未加入と同じ扱いになるでしょう。
- AppleCare+未加入の場合: 当然ながら何の保証も無い状態なので、標準的な査定となります。ただし未加入が直接マイナスになることは通常ありません。AppleCare加入はプラス要因ではあるが、未加入でも減額対象ではないということです。
AppleCare+加入状況を踏まえ、買取に出す前に知っておきたいポイントをまとめます。
- 保証の譲渡: AppleCare+は端末に紐づくため、売却すれば基本的に次の持ち主が残り期間を利用できます(手続き不要で引き継がれます)。したがって自分で解約しなければ自動的に譲渡される形です。
- 月額プランの場合: 最近はAppleCare+を月払いで契約している人も多いでしょう。月額プランは解約しない限り延々と継続します。端末を売ったら自分でAppleCare+を解約するのを忘れないようにしましょう。解約しないと手元にもうないiPhoneの保証料を払い続けることになります。なお、解約すればその時点で保証は終了し、残り期間は無効になります。
- 一括購入のAppleCare+の返金: AppleCare+を一括前払いで購入しており、期間が残っている場合、Appleに解約申請すると残期間に応じて日割りで返金してもらえることがあります。例えば2年間のAppleCare+が半年残っているなら、そのぶんの料金が戻る可能性があります。高額査定を狙って保証を付けたまま売るか、解約して返金を受け取るかは悩みどころです。査定アップ額が返金額より小さい場合は解約した方が得策かもしれません。
- 査定時に伝える: AppleCare+加入中であることは、査定申し込み時のフォームや店頭でスタッフにしっかり伝えましょう。見落とされると通常の査定額になってしまう可能性があります。AppleCareの契約書やAppleの保証状況ページを見せると確実です。
まとめると、AppleCare加入済みのiPhoneは買取査定でプラスに働くことが多いですが、その残り期間や状況によって恩恵は様々です。特に高年式のモデルで保証がしっかり残っている端末は中古市場でも人気が高いため、上手にアピールして査定額アップを狙いましょう。