画面が割れてしまったiPhoneでも、買取に出すことは可能です。とはいえ「どれくらいの価格で売れるのか」「どこに売ればいいのか」など疑問も多いでしょう。
本記事では、画面割れiPhoneの買取相場や業者選びのポイント、さらには高価買取のコツまで詳しく解説します。不要になった画面割れiPhoneを少しでもお得に売却するために、ぜひ参考にしてください。
1. 画面割れiPhoneの買取相場とは?
画面割れiPhoneの買取相場例
新しいモデルほど高額で、古いモデルは数千円程度にとどまるケースが多い
機種 (ストレージ) | 画面割れ品の買取相場 (目安) |
---|---|
iPhone 12 Pro Max (128GB) | 約5万〜6万円前後 |
iPhone 11 (64GB) | 約1.5万〜2.7万円前後 |
iPhone 8 (64GB) | 約4,000〜5,000円前後 |
2. 画面割れiPhoneを高く売るためのコツ
データバックアップと初期化
売る前には必ずデータをバックアップし、その後初期化(工場出荷状態にリセット)しておきましょう。
iCloudからサインアウトして「iPhoneを探す」をオフにしないと再販できない状態となり、買い取り不可になるので注意が必要です。
また、端末の外装をきれいに清掃しておくことも大切です。画面やホームボタンについた指紋やホコリを拭き取り、できるだけ綺麗な状態にしましょう。
これは付属の充電器やケーブルにも同様に言えます。見た目の印象が良いだけでなく、丁寧に扱っていたことをアピールでき、査定士の心証も良くなります。
付属品を揃える
元箱や充電ケーブル、イヤホン、説明書など購入時の付属品が残っていれば可能な限り一緒に提出しましょう。
付属品完備だと査定額がアップする業者が多く、すべて揃っているだけで数千円の加算になる場合もあります。
逆に箱や充電器が欠品していると減額対象になることがあります。
特に最近は充電器が同梱されないモデルもありますが、あるものは全て揃えて出すのが基本です。
複数の業者で査定を受ける
画面割れiPhoneの価値は業者によって評価が異なるため、一社だけで決めずに複数の買取業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
実際、業者ごとに査定額が数千円規模で差がつくこともあります。ネットで事前査定を活用すれば自宅にいながらおおまかな買取額を把握できます。
一括査定サイトなどを使えば手間もそれほどかかりません。複数の査定結果を比較して最も高い価格を提示した業者を選ぶことで、高価買取に近づけます。
また他店の査定額を引き合いに出して価格交渉できる場合もあります。
価格交渉を試みる
店頭で対面査定を受ける場合、提示額に納得がいかなければ遠慮なく交渉してみましょう。
優良な買取店であれば、なぜその金額になるのか理由を教えてくれたり、相談に乗ってくれるものです。
他店では○○円だった、といった情報があれば伝えてみるのも有効です。
特に画面割れ以外に問題がなく動作良好であれば、「画面以外は問題ないのでできればもう少し評価してほしい」とアピールしてみる価値があります。
ただし、不当な高値交渉は逆効果なので常識的な範囲で交渉しましょう。
3. 買取業者の種類と特徴
店舗買取
その場で専門スタッフが査定してくれ、納得できれば即現金化できる点が最大の利点です。対面で説明を受けられるため不明点を質問でき、査定額に不満があればその場で価格交渉もしやすいです。また専門店であれば知識豊富なスタッフがいるため、状態の説明や相談にも乗ってもらえます。
オンライン(宅配)買取
自宅にいながら売却手続きが完了する手軽さが魅力です。WEBや電話で申込むと発送キット(段ボールなど)が送られてきたり、自分で梱包して送るだけで査定してもらえます。複数社に一括査定を申し込むことで高額査定の業者を選びやすい点もメリットです。宅配専門の業者は店舗の人件費や家賃といったコストを抑えているため、その分を買取価格に還元している場合もあります。実際に宅配買取は店頭より高めの価格がつく傾向も指摘されています。
フリマアプリ・オークション
メルカリやヤフオク!などを利用して自分で直接販売する方法です。買取店を通さない分、中間マージンが無いため最も高値で売れる可能性が高いのがメリットです。自分で価格設定できるので、需要に合えば買取業者より高額で買ってもらえることも少なくありません。また、ユーザー数が非常に多いため、古い機種や状態の悪いジャンク品でも意外なほどあっさり売れることがあります。実際、画面割れ程度であれば「自分で修理したい人」や「部品取り目的の人」に需要があり、高く買いたたいてくれる場合もあります。