iPhone水没で買取価格95%減額!お風呂・雨での使用リスクを実例解説

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#iPhone 15#水没#起動しない#買取事例#注意喚起
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iPhone水没で買取価格95%減額!お風呂・雨での使用リスクを実例解説

はじめに

「お風呂でiPhoneを使っていたら動かなくなった...」

「雨に濡れて電源が入らなくなった...」

実は、水没したiPhoneは買取価格が95%減額されます。

この記事では、実際の買取店での査定動画をもとに、水没端末の減額メカニズムと、日常生活で気をつけるべき水没リスクを詳しく解説します。

査定対象のiPhone

査定対象端末のスペック

友人から持ち込まれた端末の詳細:

  • 機種: iPhone 15
  • 容量: 256GB
  • 外装状態: 美品(傷なし)
  • 水没判定: 反応あり(水没マーク検出)
  • 動作状態: 電源つかず(起動不可)

外装は綺麗なのに、内部は致命的なダメージという典型的な水没事例です。

美品状態の基本価格

水没していない場合の価格

もし水没していなければ、この端末は以下の価格で売れました:

  • 高額買取プラン(1ヶ月後振込): 83,000円
  • 特急プラン(翌平日振込): 75,000円

「こんな高いんですね。こちらが不具合がない場合ですね」

外装が美品で動作に問題がなければ、75,000円の価値がある端末でした。

価格表示の画面

減額計算ステップ1

水没の定義

この端末は以下の状態でした:

「水没っていうか水に落としちゃって、中の水没判定のマークみたいなのが反応しちゃってる」

iPhoneには水没検知シールが内部にあり、水に触れると色が変わります。これが反応していると「水没」判定になります。

なぜ95%も減額されるのか

査定員の説明:

「もうiPhoneとして使えない状態であるのと、もし画面が使えたとしても、水没というのは結構基板にダメージが入ってしまっているので」

水没端末は以下のリスクがあります:

  1. 基板の腐食: 水に濡れた基板は時間とともに腐食が進む
  2. 後発故障: 一時的に起動しても後から不具合が増える
  3. 修理不可能性: 基板交換は高額(端末買い替えレベル)

計算式:

75,000円 × 0.05 = 3,750円

95%減額されるため、残るのはわずか5%の3,750円です。

水没しても動作する場合は?

重要な質問:

「じゃあもしこれ電源ついてて普通に動作が問題なければこの金額ってことですかね。水没してるけど他の動作は全く問題ないみたいな」

査定員の回答:

「そうですねその場合でもこの金額になります」

つまり、水没判定が出た時点で、動作の有無に関わらず95%減額されるのです。

減額計算ステップ2

さらなる減額

この端末は電源がつかない状態のため、さらに減額が入ります。

「で今回の電源つかない場合だと、さらに正常に起動しないという状態になってしまうので、かけるまた電霊語ですね」

計算式:

3,750円 × 0.05 = 187.5円

切り捨てで最終100円

「これは四捨五入とか切り捨てとかするんですかね」 「もう切り捨てになってしまうので100円となってしまいますね」

最終買取価格: 100円

美品状態なら75,000円の端末が、水没+起動不可で100円になりました。

最終価格の説明

水没リスクの高い日常シーン

シーン1

「結構気づかない間にお風呂に持ち込んだりして」

お風呂での水没リスク:

  • 蒸気による内部浸水(防水性能の限界超え)
  • 手が濡れていて落下しやすい
  • 湯船に落とす事故

シーン2

「あとは雨が降ってる日にちょっと濡れてしまったなという場合でも、場合によっては水が入ってしまって故障してしまうといった場合も結構ありますね」

雨での水没リスク:

  • 小雨でも長時間濡れると浸水
  • ポケットに入れたまま濡れる
  • 傘をさしていても油断できない

対策方法

査定員のアドバイス:

「お風呂はもうジップロックに入れるとか、あとは専用のお風呂でいじれるようなツールというかあるので、そういうのを使っていただけると安全にお使いいただけるかと思います」

具体的な対策:

  1. ジップロック: 完全防水、コスト0円
  2. お風呂専用防水ケース: 1,000円〜3,000円程度
  3. 防水スピーカー: iPhoneは持ち込まず音楽だけ

iPhoneの防水性能の限界

IP68等級の意味

iPhone 15はIP68等級ですが、これは:

  • 水深6m×30分間の耐水性能

しかし、これには条件があります:

  1. 真水のみ(海水・石鹸水・温水は対象外)
  2. 新品状態のみ(経年劣化で性能低下)
  3. 常温のみ(お風呂の高温は想定外)

つまり、お風呂・雨は保証対象外なのです。

水没後の応急処置(査定前にできること)

やってはいけないこと

  1. 電源を入れる: ショートして完全故障のリスク
  2. 充電する: 同上
  3. ドライヤーで乾かす: 高温で基板損傷

やるべきこと

  1. SIMカードを抜く: データ保護のため
  2. 水分を拭き取る: ティッシュで優しく
  3. シリカゲルと一緒に密閉: 24時間以上放置
  4. 専門店に相談: 自己判断で電源を入れない

ただし、水没判定が出ている時点で買取価格は大幅減額されます。

よくある質問(FAQ)

水没判定マークはどこにありますか?
SIMトレイの内側やLightning端子(USB-C端子)の奥に白いシールがあります。水に触れると赤やピンクに変色します。自分では確認しにくい位置にあるため、買取店の査定で発覚することが多いです。
水没後に乾燥させて動作すれば大丈夫ですか?
一時的に動作しても、基板の腐食は進行します。数週間〜数ヶ月後に突然故障するリスクが高いため、買取価格は95%減額のままです。水没判定が出た時点で、動作の有無に関わらず大幅減額されます。
AppleCare+で水没は保証されますか?
AppleCare+の場合、12,900円(税込)で本体交換可能です。ただし、これは修理サービスであり、買取価格とは無関係です。水没後は修理するか、そのまま売却するかを検討しましょう。
水没端末を100円で売るメリットは何ですか?
データ消去を専門店に任せられる(個人情報保護)、自治体のゴミ処理費用がかからない、環境負荷の低減(リサイクル・部品取り)などのメリットがあります。
海で使用した場合はどうすべきですか?
海水は真水より腐食が早く進みます。海で濡れた場合は、たとえ動作していてもすぐに真水で洗い流し、専門店に相談してください。塩分が残ると基板の腐食が急速に進行します。

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