CPU性能ランキング(Geekbench 6)
「iPhone 15と16、どっちが性能いいの?」「Proと通常モデルって何が違うの?」
結論:チップの世代とProかどうかで、体感速度が大きく変わります。
この記事では、歴代iPhoneのCPU性能をランキング形式で紹介し、初心者にも分かりやすく「何がどう違うのか」を解説します。
2026年1月時点のスコア
| チップ | 搭載モデル | シングルコア | マルチコア |
|---|---|---|---|
| A18 Pro | iPhone 16 Pro / Pro Max | 3,445 | 8,618 |
| A17 Pro | iPhone 15 Pro / Pro Max | 約2,900 | 約7,200 |
| A16 Bionic | iPhone 14 Pro / Pro Max、iPhone 15 / 15 Plus | 約2,640 | 約6,700 |
| A15 Bionic | iPhone 13シリーズ、iPhone 14 / 14 Plus | 約2,200 | 約5,100 |
スコアの目安
シングルコア2,500〜3,000ならここ2〜3年の主力、3,000超なら最新フラッグシップ級の目安です。A17 Pro以降は世代ごとに単・複コアとも約20%ずつ高速化しています。
そもそもGeekbenchって何?
CPUの「処理能力テスト」のこと。
色んな計算タスク(暗号化、画像処理、テキスト処理など)をやらせて、どれだけ速く終わるかをスコア化したもの。
スコアが高い = 処理が速い = サクサク動く
世界中で使われているベンチマークツールなので、異なるスマホ同士の性能比較ができる。
シングルコアとマルチコアの違い
コア = CPUの中にある「作業員」のようなもの
最近のiPhoneは1つのCPUの中に複数の作業員(コア)がいる。
シングルコア
「作業員1人だけで仕事したときの速さ」
こういう「1つのことをやる」作業の速さ。普段の体感速度に直結する。
マルチコア
「作業員全員で同時に仕事したときの速さ」
こういう「同時に色々やる」作業の速さ。重い作業や並列処理に関係する。
例え話
レストランにたとえると、シングルコアは「腕の良い料理人が1人で1品ずつ作る」イメージ。1つの料理なら誰よりも速い。
一方、マルチコアは「複数の料理人が同時に別々の料理を作る」イメージ。1品の速さは料理人1人の実力次第ですが、同時に出したい料理が多いほど人数(コア数)の多い方が有利です。
製造プロセス(nm)とは
nm = ナノメートル(10億分の1メートル)
チップの中にある「トランジスタ」という超小さいスイッチのサイズを表している。
チップ別の製造プロセス
| チップ | 製造プロセス |
|---|---|
| A18 Pro | 3nm(第2世代) |
| A17 Pro | 3nm(第1世代) |
| A16 Bionic | 4nm |
| A15 Bionic | 5nm |
なぜ数字が小さいほど良いのか
小さくなると:
- 処理能力UP(トランジスタが増える)
- 消費電力DOWN(電気の通る距離が短い)
- 発熱DOWN(省エネだから熱くなりにくい)
例え話
細い線で描けるほど、同じ紙に細かい絵がたくさん描ける。
GPUコア数の違い
GPU = グラフィック処理専門の作業員
ゲームの映像、動画編集、カメラのエフェクトなどを担当。
チップ別GPUコア数
| チップ | GPUコア数 |
|---|---|
| A18 Pro | 6コア |
| A17 Pro | 6コア |
| A16 Bionic | 5コア |
| A15 Bionic | 4〜5コア(モデルにより) |
5コアと6コアの差
単純計算で 約20%の性能差。
体感だと「ちょっとカクつくかカクつかないか」の境界線くらいの差。
普段使いでは分からない。重いゲームを最高画質でやる人だけ気になるレベル。
Neural Engine(AI処理)の話
Neural Engine = AI専用の計算ユニット
写真の顔認識、音声認識、カメラの画像処理など、AI処理を担当。
チップ別Neural Engine性能
| チップ | Neural Engine |
|---|---|
| A18 Pro | 16コア・約38兆回/秒 |
| A17 Pro | 16コア・約35兆回/秒 |
| A16 Bionic | 16コア |
| A15 Bionic | 16コア |
「毎秒35兆回」ってどれくらい?
ピンとこないので、具体例で説明する。
人間が電卓を1秒間に35兆回叩くのと同じ。
人間が1秒に1回電卓叩くとして、35兆秒 = 約111万年分の計算を1秒でやってる。
実際にできること
具体的には、写真の被写体を自動で切り抜く背景除去、音声認識・文字起こしの精度向上、撮影直後のノイズ低減、Face ID(顔認証)の検出速度などに使われています。
近年は生成AI(Apple Intelligence)にも関わり、文章の要約や画像の編集を端末内で完結させる処理の土台にもなっています。
Apple Intelligence対応モデル
A17 Pro以降(iPhone 15 Pro / 16シリーズ)だけが使えるAI機能。
対応モデル
A18 Pro搭載のiPhone 16 Pro / Pro Max、A18搭載のiPhone 16 / 16 Plus、A17 Pro搭載のiPhone 15 Pro / Pro Maxが対象です。いずれもRAM 8GBで、Neural Engineの処理力がAI機能の動作ラインを満たしています。
なぜA17 Pro以降だけ?
Neural Engineの性能 + RAMが8GB必要だから。
A16以前のチップや、RAM 6GBのモデルでは処理が追いつかない。
Apple Intelligenceの主な機能
- 文章の要約・下書き作成
- 通知の要約(大量の通知をまとめて要点表示)
- 自然言語での写真検索(「犬の写真」などで検索)
- メールの優先表示・返信文の提案
- Siri とのより自然な対話
日本では提供状況により使える機能が限られる場合があります。最新の対応状況はApple公式の案内をご確認ください。
買取価格への影響
CPU性能は買取価格にも影響する。
チップ世代と価値
新しいチップ世代ほど中古での需要が高く、査定も上がりやすい傾向です。現行最上位のA18 Pro世代は高値が付きやすく、AI対応のA17 Pro世代も堅調。一方でA16以前は機能面で差が付き、今後さらに値下がりしやすいので、売却は早めがおすすめです。
ポイント
Apple Intelligence対応かどうかが今後の分かれ目
A17 Pro以降のモデルは、AI機能が使えるため中古市場でも需要が高い。
A16以前のモデルは、機能面で差がつくため、今後価値が下がりやすい。売却を検討している方は早めの行動がおすすめ。
まとめ
CPU性能はチップの世代とProかどうかで変わり、普段使いの速さと中古での価値の両方に影響します。買い替えや売却を検討するときは、まず搭載チップの世代(A15〜A18 Pro)を確認しましょう。
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