iPhoneバッテリー容量ランキング(全モデル)
意外な事実:新しい≠大容量、Pro≠大容量
「新しいiPhoneほどバッテリーが大きい」「Proモデルの方がバッテリーが大きい」
実はどちらも間違いです。
この記事では、歴代iPhoneのバッテリー容量をランキング形式で紹介し、意外な事実と、買取・売却時に知っておくべきポイントを解説します。
びっくりする比較結果
「Pro」だからバッテリーが大きいわけではない。
「新しい」からバッテリーが大きいわけでもない。
2019年発売のiPhone 11が、2023年発売のiPhone 15 Proとほぼ同じ容量というのは驚きではないでしょうか。
なぜこうなる?
理由は大きく2つあります。1つ目はチップの省電力性能の向上です。新しいモデルは同じ電力でより長く動くため、メーカーとしても容量を増やすより効率を上げる方を選ぶことがあります。
2つ目は筐体と機能のバランスです。Proモデルは望遠カメラや高性能チップなど部品が多い分、バッテリーを大きくするスペースが限られます。逆に筐体の大きいPro MaxやPlusで容量が大きくなるのは、このスペースの余裕によるものです。
バッテリー容量ランキング(全モデル)
歴代iPhoneの主要モデルを、バッテリー容量の大きい順に並べました。
| 順位 | 機種 | バッテリー容量 |
|---|---|---|
| 1 | iPhone 16 Pro Max | 4,685mAh |
| 2 | iPhone 16 Plus | 4,674mAh |
| 3 | iPhone 15 Pro Max | 4,422mAh |
| 4 | iPhone 15 Plus | 4,383mAh |
| 5 | iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh |
| 6 | iPhone 14 Plus | 4,325mAh |
| 7 | iPhone 14 Pro Max | 4,323mAh |
| 8 | iPhone 16e | 4,005mAh |
| 9 | iPhone 11 Pro Max | 3,969mAh |
| 10 | iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh |
| 11 | iPhone 16 Pro | 3,582mAh |
| 12 | iPhone 16 | 3,561mAh |
| 13 | iPhone 15 | 3,349mAh |
| 14 | iPhone 14 | 3,279mAh |
| 15 | iPhone 15 Pro | 3,274mAh |
| 16 | iPhone 13 | 3,227mAh |
| 17 | iPhone 14 Pro | 3,200mAh |
| 18 | iPhone 11 | 3,110mAh |
| 19 | iPhone 13 Pro | 3,095mAh |
| 20 | iPhone 11 Pro | 3,046mAh |
| 21 | iPhone XR | 2,942mAh |
| 22 | iPhone 12 / 12 Pro | 2,815mAh |
| 23 | iPhone 13 mini | 2,438mAh |
| 24 | iPhone 12 mini | 2,227mAh |
| 25 | iPhone SE(第3世代) | 2,018mAh |
| 26 | iPhone SE(第2世代) | 1,821mAh |
※バッテリー容量はAppleが公表していないため、規制当局(ANATELなど)の認証情報や分解レポートで確認された値を使っています。本表はiPhone 16世代までのモデルを収録しています。
大容量モデル(4,000mAh以上)
4,000mAh以上のモデルは8機種。1位は4,685mAhのiPhone 16 Pro Maxで、16 Plus(4,674mAh)、15 Pro Max(4,422mAh)、15 Plus(4,383mAh)、13 Pro Max(4,352mAh)、14 Plus(4,325mAh)、14 Pro Max(4,323mAh)、16e(4,005mAh)と続きます。Plus/Pro Maxなど筐体の大きいモデルが上位を占める傾向があります。
中容量モデル(3,000〜4,000mAh)
3,000〜4,000mAhの層には11 Pro Max(3,969mAh)、12 Pro Max(3,687mAh)、16 Pro(3,582mAh)、16(3,561mAh)、15(3,349mAh)、14(3,279mAh)、15 Pro(3,274mAh)、13(3,227mAh)、14 Pro(3,200mAh)などが並びます。通常モデルとProモデルが混在する層で、Proは機能を詰め込む分、容量は無印と同程度に収まるケースが多いです。
小容量モデル(3,000mAh未満)
3,000mAh未満はmini系とSEシリーズ、旧機種が中心です。XR(2,942mAh)、12/12 Pro(2,815mAh)、13 mini(2,438mAh)、12 mini(2,227mAh)、SE(第3世代)(2,018mAh)、SE(第2世代)(1,821mAh)と続き、SE(第2世代)は16 Pro Maxの半分以下しかありません。
注意:容量順位とビデオ再生時間は一致しない
上の表を見ると「容量が大きい順」と「ビデオ再生時間が長い順」が一致していないことに気づくと思います。例えば2位のiPhone 16 Plus(4,674mAh)より、3位のiPhone 15 Pro Max(4,422mAh)の方がビデオ再生時間が長いです。
これはチップの省電力性能の違いが原因です。iPhone 15 Pro MaxのA17 Proチップは動画再生時の電力効率が非常に優秀で、容量が小さくても長時間再生できます。バッテリー持ちは「容量 × チップの省電力性能」で決まるので、容量だけで判断しないようにしましょう。
そもそもmAhって何?
mAh(ミリアンペアアワー) は、バッテリーの容量を表す単位です。
- mA = ミリアンペア(電流の単位。1アンペアの1000分の1)
- h = アワー(時間)
つまり「1時間にどれだけの電流を流せるか」を表しています。
分かりやすく言うと
数字が大きい=電池がたくさん入ってる と思えばOKです。
4,685mAhのiPhone 16 Pro Maxは、1,821mAhのiPhone SE (2nd)の 約2.5倍 の電池が入っています。
用途別の消費電力と持続時間
用途別の消費電力目安
おおよその目安は以下の通りです。
- 動画再生(ローカル保存・機内モード・輝度控えめ): 約100〜150mA
- 動画ストリーミング(回線使用): 約300〜500mA
- 重いゲーム(原神など): さらに高い消費になる
用途によって消費電力は3〜5倍変わります。同じバッテリー容量でも、何をするかで持ち時間は大きく変わります。
モデル別:重いゲームのプレイ時間(理論値)
原神やCODモバイルなど、負荷の高いゲームをプレイした場合の理論的な持続時間です。
iPhone SE (2nd)で原神をやると...
計算上、1時間持たない可能性があります。
さらにA13チップは発熱しやすいため、サーマルスロットリング(熱で性能を落とす機能)が働いて、そもそもまともに動かない可能性も高いです。
Apple公式値のカラクリ
「iPhone SE (3rd)のビデオ再生15時間」と公式にありますが、実際に15時間も動画を見られるわけではありません。
Apple公式の「ビデオ再生」テスト条件
Appleの公式サイトの注釈(小さい字)を読むと、以下の条件でテストされています:
- ローカル保存の動画を再生(ストリーミングではない)
- Wi-Fi・モバイルデータ通信オフ(機内モード状態)
- 画面輝度は最低から8クリック(かなり暗い)
- 音量は50%
- バックグラウンドアプリなし
テスト条件 vs 実際の使用
Appleの公称値は機内モード・ローカル保存の動画・輝度最低付近という理想的な条件で測られた数字です。実際の使用では通信や画面の明るさ、バックグラウンドアプリで消費電力が上がるため、体感の持ちは公称値の1/2〜1/3程度と考えるのが目安です。
iPhone SE (3rd)で計算し直すと...
バッテリー容量: 2,018mAh
- Appleテスト条件(100〜150mA): 2,018 ÷ 130 = 約15.5時間 ← 公式値と一致
- 実際のストリーミング(300〜500mA): 2,018 ÷ 400 = 約5時間
結論:公式値と実際の体感には約3倍の差がある。
普通に使うと、公式値の 1/2〜1/3くらい が実際の持続時間と思っておきましょう。
容量だけじゃ決まらない話
バッテリー容量が大きければ長持ちする...とは限りません。チップの性能や発熱対策も重要です。
iPhone 16 Plus vs iPhone 15 Pro Max
ランキング表で2位のiPhone 16 Plus(4,674mAh)と3位のiPhone 15 Pro Max(4,422mAh)を比べてみます。容量では16 Plusの方が約250mAh大きいのに、ビデオ再生時間は15 Pro Maxの方が長いとされています。容量だけで判断すると逆の結論になる好例です。
違いのポイント
- バッテリー容量: 16 Plusの方が約250mAh大きい
- ビデオ再生時間: 15 Pro Maxの方が長い(A17 Proの省電力性能とProMotionの可変駆動が効いている)
- 結論: 容量の大小だけで持ち時間は決まらない。容量とチップの省電力性能の掛け算で考える
用途別おすすめモデル
ざっくりまとめると
- 普段使いでバッテリー長持ちさせたい → Plus系(16 Plus、15 Plus、14 Plus)
- ガチでゲームやりたい → Pro Max系
- バランス型 → 通常モデル(16、15、14)
まとめ
買取時のワンポイント
バッテリー容量(mAh)は変わりませんが、バッテリーの最大容量(%)は劣化します。
設定 → バッテリー → バッテリーの状態で確認できます。80%未満は多くの業者で減額対象 になるので、売却を検討している方は早めの行動がおすすめです。
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